大阪出身、神奈川県川崎市、横浜市、相模原市と転々とした後、現在、東京都八王子市在住。
日々の食べているものには、生産者がいるーー
こんな当たり前なこと、よく考えたことがなかったんです。

目の前の食事を作ってくれた人にはいただきますと言います。
でも、さらにその奥に食材を作ってくれている生産者がいたーー
ここに気づかされてから、「いただきます」に真剣になりました。

まずは地元。
八王子ではどんな野菜を作っているんだろう？誰が作っているんだろう？
調べると「伝統野菜」という言葉が出てきました。
その土地でずっと種を繋いできた野菜が伝統野菜だと言う。
実際に見てみると、ダイコンにはこんなに種類があって、ニンジンにもこんなに種類があって、
姿形はもちろん、味も全然違うではないか！
それなのに「大根」「人参」と、ひとまとめにしてしまうのは、あまりにも寂しい・・
作っている生産者もそれぞれ。作り方も違えば考え方も違い、無口な人もいればおしゃべりな人もいる。
だったら、出来上がった大根は生産者ごとに違うってことになりますよね。

大切に育てられた作物たち、じっくりと味わいたい！
そんな思いから、巻き寿司を始めました。
巻き寿司って海苔にご飯を広げていろんな作物を巻きます。
一つ一つの作物をじっくり見るきっかけにもなるんですよね。

作物の生産者、それを巻く人、さらに食べる人が合わさる
一本の巻き寿司は、さぁ！どんな味がするのでしょうか？
日本の伝統食である巻き寿司、この奥深い魅力に皆さんを巻き込んでいきたいです。